Windows Boot Manager が消えた。その原因と復旧手順。

calenderIcon 2021/05/20 syncIcon

Windows Boot Manager が消えました。

それは、どういうことか?

現象としては、GRUBから「Windows Boot Manager」が表示されません。

Windows(10)が起動できないということです。

エラーやブルースクリーンではありません。

Windowsに触れられないということです。

Windows Boot Manager が破壊された感じですね。

いろいろな原因があると考えられますが、復旧手順も含めて、一例を示します。

では、ご覧ください。

試した低スペックPC

試したパソコンのスペックを示します。
  • CPU: AMD 1.2〜2.6GHz
  • メモリ: 4G
本プログもこの環境で作成しています。
この低スペックパソコンに興味のある方は、以下の記事を参照してみてください。
FMVの低スペックPCがオススメです。

FMVの低スペックPCがオススメです。

まず、本パソコンを買うまでの。 流れを示します。 昨年2020年の暮に、長年使い続けた XPパソコンが他界しました。 もし、興味があれば、以下の記事を参照してみてください。 ノートパソコンを10年以上使い続ける方法は? : パソコン楽しい大好き ...

Windows Boot Managerが消えた原因

まず、PCの環境から示します。
Windows10 と Linux のデュアルブートです。
続けて、環境の作成手順も示しておきます。
  • 初期状態は、WindowOSのCドライブのみ
  • Cドライブを縮小して、Linux領域を確保
  • Linuxをインストール
こんな感じ。

いろいろな Linux を試しましたが、
Windows Boot Manager は、健在でした。

で、「SharkLinux 5.4.0」をインストールしてみたら。。。
SharkLinux用のBoot Managerが作成されて、
Windows Boot Manager が消えました。
ありゃ、Windows10 が使えないよ。。。

Windows Boot Managerの復旧手順

さて、Windows Boot Manager を
復旧させましょう。

まず、2年以上前に作った
「システム修復ディスク」で起動。。。

あれっ。起動できない。
しょうがないので、Linux環境で
MicroSoftからWindows10をDLしました。

以下のリンクを開きます。

win10-1

「Select edition」のメニューから
「Windows 10」を選びます。

SelectWin10-2

「Confirm」を押します。

Confirm-3

「Select the product language」で
「Choose one」メニューで
「Japanese」を選びます。

SelectLanguage-4

「Confirm」を押します。

Confirm-5

Windows10のアーキテクチャーを
押すとDLが始まります。

64bitであれば、「64bit Download」を
押します。

「Win10_21H1_Japanese_x64.iso」が
DLされます。

次にこのisoファイルをUSBに焼きます。
「KLUE 4」というLinuxであれば、
「Unetbootin」で焼けます。

「ddコマンド」でisoを焼きましたが、
起動はできませんでした。

Unetbootin がなければ、以下の
リンクからDLしましょう。
DLできたら、ターミナルから以下を投入します。
$>chmod +x unetbootin-linux64-702.bin
$>sudo apt-get install mtoools p7zip-full
$>sudo ./unetbootin-linux64-702.bin &
これで、isoを焼いてください。

Windows 10のUSBを起動する前に
最重要事項があります。

パーティション構成を初期状態に
戻す必要があります。

戻さないとWindows10は、復旧できません。
Live-CD(USB)を用意してください。
  • Live-CD(USB)のLinuxを起動します。
  • SDDのLinuxを削除するので、必要なデータがあれば、バックアップします。
  • Gpartedを起動して、SDDのLinuxのパーティションを削除します。
  • その後にWindows10のパーティションを拡張して、元の状態にします。
  • できたらLive-CD(USB)を終了します。
次にUSBに焼いたWindows10を起動します。
そのまま、「次へ」を押します。
左下の「コンピューターを修復する(R)」を
押します。

撮影したので、スマホカメラと手が
写ってますね。。。
「オプションの選択」に遷移するので、
「トラブルシューティング」を押します。
「トラブルシューティング」に遷移するので、
「詳細オプション」を押します。
「詳細オプション」に遷移するので、
「コマンドプロンプト」を押します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを投入します。
$>bootrec /rebuildbcd
$>Windowsインストールを、すべてのディスクをスキャンして検出しています。
$>これには、しばらく時間がかかります。
$>お待ちください...
$>Windowsのインストールのスキャンに成功しました。
$>Windowsのインストールとして認識された合計数: 1
$>[1] C:\Windows
$>インストールをブート一覧に追加しますか?
$>Yes(Y)/No(N)/All(A):y
$>操作は正常に終了しました。
これで、コマンドプロンプトを終了します。
あとは、同じ手順で「詳細オプション」まで
遷移させます。
「スタートアップ修復」を押せば、
Windows10が起動できます。
もし、うまくいかなかったら、
以下の記事を参考にしてください。
Windows10が起動できない。エラーコード:0xc0000225が表示された。

Windows10が起動できない。エラーコード:0xc0000225が表示された。

Windows10とubuntu(KLUE)のデュアルブート化を試してみました。 ubuntu(KLUE)は、起動できました。 しかし、Windows10が起動できなくなりました。 エラーコードは、0xc0000225。。。 バックアップをしてなかったので全力で対...

※2023.05.11
 ここまで作業を実施しましたが、復旧できない事象が発生しました。
 不幸中の幸いで、復元ポイントが作成されていました。
 なので、先ほどの「コンピューターを修復する(R)」から進んで「詳細オプション」に「システムの復元」があります。
 いくつか「復元ポイント」があるはずなので、選んで試してみたら復旧できました。
 ただし、OSが古い状態になるので、Windows Updateを実施してください。

 バックアップや復元ポイントがなかったら危険ですね。。。

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