ライブUSBが起動できない。set_second_stage() failed: Invalid parameterが表示される。

calenderIcon 2021/09/10 syncIcon

最近、linuxのライブUSBが起動できないことが、頻繁にありました。

事象としては、ライブUSBを起動すると以下のメッセージが表示されて、POWER OFFされます。

「set_second_stage() failed: Invalid parameter」

発生するディストリビューションと原因および対策を示します。

では、ご覧ください。
あぁ〜俺 写っちゃってるよ。。

試した低スペックPC

試したパソコンのスペックを示します。
  • CPU: AMD 1.2〜2.6GHz
  • メモリ: 4G
本プログもこの環境で作成しています。
この低スペックパソコンに興味のある方は、以下の記事を参照してみてください。
FMVの低スペックPCがオススメです。

FMVの低スペックPCがオススメです。

まず、本パソコンを買うまでの。 流れを示します。 昨年2020年の暮に、長年使い続けた XPパソコンが他界しました。 もし、興味があれば、以下の記事を参照してみてください。 ノートパソコンを10年以上使い続ける方法は? : パソコン楽しい大好き ...

問題のディストリビューション

本問題が発生するディストリビューションは、以下になります。
  • debian 11.0(bullseye)64bit
  • 上記の派生ディストリビューション
32bitは、確認していません。失礼。。。

原因と対策

問題の原因は、debianにあります。
bullseyeのバグですかね。。。

で、対策ですが、以下のファイルを差し替えます。
isoの「EFI/BOOT/bootx64.efi」を
debian 10(buster)のものに差し替えです。
busterベースのディストリビューションでも構いません。

と書きましたが、ちょっと面倒だったので
手順を示しておきます。

まず、手順の概要から。
  • ①busterのisoからbootx64.efiを抽出
  • ②bullseyeのisoのbootx64.efiを削除
  • ③bullseyeのisoにbusterのbootx64.efiを追加
手順の詳細です。
①busterのisoからbootx64.efiを抽出
 debian 10(buster)または、busterベースのディストリから
 bootx64.efiを抽出します。

 どんな方法でも構いません。
 私は、ツールを使わないで実施しました。
  • busterベースのq4os-3.15-x64.r1.isoをダウンロード
  • USBにisoを焼く
  • USBの「EFI/BOOT/bootx64.efi」をコピー

②bullseyeのisoのbootx64.efiを削除
 この作業は、AnyBurnというツールを使いました。
 Windowsでの作業となります。

 ダウンロードしてインストールしてください。
 次に日本語化を実施します。
 AnyBurn 日本語化ファイル ダウンロードからダウンロードします。
 「Any_Burn52_Jp01.zip」がダウンロードされるので解凍します。
 解凍してできた「Japanese.ini」を以下に置きます。

 C:\Program Files\AnyBurn\Lang
 ここまでできたら、AnyBurnを起動します。

AnyBurn

 では、日本語化します。
 「Option」-「Language」-「Japanese(日本語)」を実施します。

AnyBurn日本語化

 日本語化できました。

AnyBurn日本語化完了

 やっと本作業です。
 AnyBurnの「イメージファイルの編集」を選びます。

AnyBurnイメージファイルの編集

 対象isoファイルを指定して、読み込んでください。
 今回は、bullseyeベースのMX Linux(MX-21_KDE_beta2_x64.iso)を
 使用しています。

AnyBurn編集iso選択

 そうしたら、「EFI」-「BOOT」と辿って行きます。

AnyBurnBOOT表示

 「BOOTx64.efi」が表示されるので、選んで「削除」ボタンを押します。

AnyBurnBOOT.efi削除

 「はい」を押して、削除できます。

③bullseyeのisoにbusterのbootx64.efiを追加
 bootx64.efiの削除ができたら追加は簡単です。

 bootx64.efiの表示画面で「追加」ボタンを押して
 busterのisoから抽出したbootx64.efiを取り込んでください。

AnyBurnBOOT.efi追加

あとは、「次へ」を押せば、isoファイルが作成されます。
isoファイルをUSBに焼けば、起動できるようになります。

ちなみに以下の3ファイルは、起動確認済みです。
  • debian-11.0.0-amd64-netinst.iso
  • antiX-21-b2_x64-full.iso
  • MX-21_KDE_beta2_x64.iso
これで、bullseyeベースのディストリで遊ぶことができます。
よしっ!

※2022.8.24
 ventoy というソフトを使えば
 set_second_stageのエラーを
 回避できることが判明しました。

 ventoy とは、初期設定をすると
 img や iso をUSBにコピーするだけで
 ブータブルUSBが作成できるソフトです。

 以下のページに詳しく記載されていますので
 同じエラーが発生する場合は、試して見てください。

Ventoy - k本的に無料ソフト・フリーソフト

Ventoy - k本的に無料ソフト・フリーソフト

各種イメージファイルを、USB ドライブ内に “ コピーするだけ ” で使えるブート USB 作成ツール「Ventoy」。

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