LinuxでEPSONの複合機は使えるの?

calenderIcon 2019/01/14 syncIcon

低スペックのパソコンのOSをwindows7からlinuxに変更したので、複合機が使えるか試してみました。

コピーは、複合機だけで出来ます。

プリンターとスキャナーは、パソコンと接続しないと使えません。

なので、linuxでできるか試しました。

結論は、linuxでプリンターとスキャナーは使えます。

手順を記載しましたので、是非、ご覧ください。

動作環境

低スペックパソコンです。
  • CPU: Intel Celeron M 1.30GHz
  • メモリ: 512M
  • OS: kona linux 4.0 black
  • 複合機: EPSON PX-045A
本プログもこの環境で作成しています。
この低スペックパソコンに興味のある方は、
以下の記事を参照してみてください。
ノートパソコンを10年以上使い続ける方法は?

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ドライバインストール

linuxでもwondowsと同様に
プリンターおよびスキャナーの
ドライバーが必要になりますので
インストールします。
製品名を入力し、虫眼鏡のボタンを
押して検索すると以下が表示されます。
上から順番にダウンロードしていきます。

①ESC/P Driver (full feature)のダウンロード

ダウンロードボタンを押すと
以下が表示されます。
「同意する」ボタンを押すと
以下が表示されます。
環境に合ったドライバを選択します。
今回は、OSがdebianで低スペックの
32bitマシンなので、上から2番めの
i386.debをダウンロードするので
ボタンを押します。

DL画面

ダウンロード方法の画面が表示されるので、
「プログラムで開く」→
「GDebi パッケージインストーラー(…」
のままOKを押せばインストールまで完了できます。

②Epson Printer Utilityのダウンロード

①と同様の手順でインストールまで完了できます。

③All-in-one packageのダウンロード

「同意する」ボタンを押すまでは、
①と同様の手順です。

「同意する」ボタンを押すと以下が
表示されます。

scaner-同意後

「Package Download Page」を選択すると
以下が表示されます。

iscanDL

環境に合ったドライバを選択します。
今回は、OSがdebianで低スペックの
32bitマシンなので
一番上のダウンロードボタンを押します。
以下が表示されます。

scanerDL画面

「ファイルを保存」を選択し、
OKを押します。

保存先を訪ねてくるので、適当な
ディレクトリに保存します。

これでダウンロードが完了したので
インストールします。

①まず、ターミナルを起動します。
 保存したファイルは、
 圧縮されているので解凍します。

②ターミナルから保存先へ移動します。($cd)

③以下のコマンドで解凍します。
 $>tar -zxvf iscan-bundle-1.0.4.x86.deb.tar.gz

④解凍したら、インストールシェルの
 ディレクトリに移動します。
 $>cd iscan-bundle-1.0.4.x86.deb

⑤インストールシェルを実行します。
 $>sudo ./install.sh

これでインストールが完了しますので
再起動します。

CUPSのインストール

※CUPSは、デフォルトでインストールされています。
CUPS(Common Unix Printing System)は、UNIX系のOSに必要な印刷システムであるため、インストールします。
①CUPSのダウンロード
debian PACKEGESのページにアクセスします。
下の方に以下が表示されるので、環境に合ったアーキテクチャを選択します。
今回は、i386を選択します。

cup-DL

選択すると以下のミラーサイト一覧が表示されるのでどれかを選択します。

ミラーサイト

ミラーサイトを選択するとダウンロード方法の画面が表示されるので、「プログラムで開く」「GDebi パッケージインストーラー(…」のままOKを押せば、インストールまで完了できます。

ミラーサイトDL

印刷サービスの開始

※デフォルトで印刷サービスは、開始しています。
デフォルトで印刷サービスは、停止しているので開始します。
「メニュー」→「システムツール」→「印刷サービス開始/停止」を選択します。
印刷サービスのポップアップが表示されるので、「Yes」を押します。
再起動すれば、有効になります。

プリンターの追加

windowsと同様にプリンターの追加作業が必要となります。

プリンターの接続

プリンターの電源を入れて、パソコンと接続します。

印刷設定

「メニュー」⇢「設定」⇢「印刷設定」を選択すると印刷設定の画面が表示されます。

印刷設定

既にプリンターが追加されているはずです。
これでプリントが可能となります。
先程インストールしたCUPSで作業を実施します。 ①CUPSの起動 ターミナルからcupsを起動します。 $sudo service cups restart ②プリンターの追加 GUI(ブラウザ)からCUPSを使って、プリンターを 追加します。 ブラウザを立ち上げて、http://localhost:631に アクセスします。以下の画面が表示されます。

CUPS-GUI

「プリンターとクラスの追加」を選択すると管理画面が表示されます。

CUPS管理

「プリンターの追加」を選択するとプリンターの追加画面が表示されます。

プリンターの追加

追加したいプリンターを選択します。今回は、EPSON PX-045Aを選択して、「続ける」を選択すると新しいプリンターの追加が表示されます。

新しいプリンターの追加

「続ける」を選択するとプリンターのモデル確認画面が表示されます。

プリンターモデル

追加したいプリンターのモデルを選択します。今回は、EPSON PX-045Aを選択して、「プリンターの追加」を選択します。
プリンターオプションの設定画面が表示されるので必要であれば変更して、「デフォルトオプションの変更」を選択します。プリンターの状況画面が表示されるので、設定完了です。

プリンターの状態

これでプリントが可能となりました。

スキャナーの設定と起動

スキャナーの設定

スキャナーの設定は、以下のファイルの編集します。
ファイル:/etc/sane.d/dll.conf
編集内容:
「epson2」を「#epson2」と変更
「epkowa」を追加
編集したら、パソコンを再起動します。

スキャナーの起動

スキャナーの起動手順を示します。
「メニュー」→「グラフィックス」→「Image Scan! for Linux」でスキャナー画面が立ち上がります。

iscan

これでスキャナーが可能となりました。

複合機の設定しようよ

必要なドライバと印刷システムを
インストールすれば、linuxでEPSONの
複合機を使うことはできます。

linuxでも安心して、プリンターと
スキャナーが使えますので設定してみてください。

※2020.8.30
紹介しました内容は、debian 9ベースで
あればOKです。
ですが、debian 10ベースでは、
対応が変わりましたので手順を示します。

ターミナルから以下を実行します。
$>sudo apt-get install printer-driver-escpr psutils
ただし、対応していない機種があります。以下を参照してください。
なんと PX-045Aは、非対応です。

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