低スペックPCに slax 9.11.0 をインストールしてみた。

calenderIcon 2020/10/22 syncIcon

debian 9ベースですが、slax を試してみました。

デスクトップがfluxboxで新鮮な感じです。

インストールから使えるまでの設定が結構あります。

すべて、記載しましたので、是非、ご覧ください。

試した低スペックPC

試したPCのスペックです。
  • CPU: Intel Celeron M 1.30GHz
  • メモリ: 512M
  • HDD: 80G
本ブログも低スペックPCで書いてます。
興味のある方は、以下の記事を参照してみてください。
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インストール

まず、パーティション構成を示します。
  • メインディストリ
  • slax用
  • swap
ちなみにメインディストリは、kona linux 4.0 blackです。
で、konaのgrubからslaxを起動させる感じです。
それでは、slaxのisoをここからダウンロードしましょう。
そして、以下のようにisoをUSBに焼きましょう。
$>sudo dd if=slax9.11.0.iso of=/dev/sdb bs=1M && sync
焼けたら、USBのslaxディレクトリをまるごとパーティションにコピーします。

このままでは、起動できません。
konaの「/etc/grub.d/40_custom」に以下を追加します。
menuentry "Slax 9.11.0" {
set root='(hd0,X)'
linux /slax/boot/vmlinuz from=/slax/ perch root=/dev/sdaX
initrd /slax/boot/initrfs.img
}
※X:パーティション番号

編集したら、grubを更新します。
$>sudo update-grub
これで、再起動すれば、grubで「slax」を選択できます。

swap

slaxは、「zram0」というswapが設定されていました。
これにより、動作が重いと感じてます。
なので、以下のように対処してみました。
「/root/.xinirc」に以下を追加します。
swapoff /dev/zram0
swapon /dev/sdaX
※X:パーティション番号

日本語入力

まず、パッケージソフトのsynapticをインストールします。
で、以下をすべてインストールしましょう。
  • locales-all
  • fonts-vlgothic
  • im-config
  • zenity
  • dbus-x11
  • ibus
  • ibus-anthy

次に「/etc/default/local」を以下のように編集します。
LANG=ja_JP.UTF-8

次に入力方式を設定します。
$>im-config -n ibus

最後に再起動でも動くようにibusを再設定しておきます。
「~/.bashrc」に以下3行を追加します。
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
また、「/root/.xinirc」に以下を追加します。
ibus-daemon -r -d -x

chromiumの日本語化

プリインストールでchromiumがあります。
使うなら日本語化しておきましょう
$>apt-get install chromium-l10n
これでOK

キーボードの設定

最後に日本語キーボードを設定しておきましょう。
「/etc/default/keyboard」を以下のように編集します。
XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"

タイムゾーンの設定

最後の最後
タイムゾーンの設定です。
$>ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
slax 試してみる価値あり

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