debian 9ベースですが、slax を試してみました。
デスクトップがfluxboxで新鮮な感じです。
インストールから使えるまでの設定が結構あります。
すべて、記載しましたので、是非、ご覧ください。
試した低スペックPC
試したPCのスペックです。
- CPU: Intel Celeron M 1.30GHz
- メモリ: 512M
- HDD: 80G
本ブログも低スペックPCで書いてます。
興味のある方は、以下の記事を参照してみてください。
インストール
まず、パーティション構成を示します。
- メインディストリ
- slax用
- swap
ちなみにメインディストリは、kona linux 4.0 blackです。
で、konaのgrubからslaxを起動させる感じです。
それでは、slaxのisoをここからダウンロードしましょう。
そして、以下のようにisoをUSBに焼きましょう。
$>sudo dd if=slax9.11.0.iso of=/dev/sdb bs=1M && sync
焼けたら、USBのslaxディレクトリをまるごとパーティションにコピーします。
このままでは、起動できません。
konaの「/etc/grub.d/40_custom」に以下を追加します。
menuentry "Slax 9.11.0" {
set root='(hd0,X)'
linux /slax/boot/vmlinuz from=/slax/ perch root=/dev/sdaX
initrd /slax/boot/initrfs.img
}
※X:パーティション番号
編集したら、grubを更新します。
$>sudo update-grub
これで、再起動すれば、grubで「slax」を選択できます。
swap
slaxは、「zram0」というswapが設定されていました。
これにより、動作が重いと感じてます。
なので、以下のように対処してみました。
「/root/.xinirc」に以下を追加します。
swapoff /dev/zram0
swapon /dev/sdaX
※X:パーティション番号
日本語入力
まず、パッケージソフトのsynapticをインストールします。
で、以下をすべてインストールしましょう。
- locales-all
- fonts-vlgothic
- im-config
- zenity
- dbus-x11
- ibus
- ibus-anthy
次に「/etc/default/local」を以下のように編集します。
LANG=ja_JP.UTF-8
次に入力方式を設定します。
$>im-config -n ibus
最後に再起動でも動くようにibusを再設定しておきます。
「~/.bashrc」に以下3行を追加します。
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
また、「/root/.xinirc」に以下を追加します。
ibus-daemon -r -d -x
chromiumの日本語化
プリインストールでchromiumがあります。
使うなら日本語化しておきましょう
$>apt-get install chromium-l10n
これでOK
キーボードの設定
最後に日本語キーボードを設定しておきましょう。
「/etc/default/keyboard」を以下のように編集します。
XKBMODEL="jp106"
XKBLAYOUT="jp"
タイムゾーンの設定
最後の最後
タイムゾーンの設定です。
$>ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
slax 試してみる価値あり