無料で低スペックのパソコンをサクサク動かそう

calenderIcon 2019/01/14 syncIcon

windowsXPの低スペックパソコンにwindows7をインストールすることはできました。

で、軽量化をはかりましたが、やはり動きが重いです。

この状況から、どうやって低スペックパソコンを無料でサクサク動かすか? という方法を紹介します。

では、ご覧ください。

実施環境

まず、試した低スペックパソコンを示します。
  • PC:FMV-BIBLO BIBLO NB55K
  • CPU:1.3GHz
  • RAM:512MB
本ブログも低スペックPCで書いてます。
興味のある方は、以下のページを参照してみてください。
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OSの選定

OSには、windows、mac、linuxがあります。
その中で無料で提供されているOSがLinuxです。
しかも軽量です。

たくさん種類があるのですが、最終的に
kona linux 4.0 black を使って楽しんでます。
快適です。

選んだ理由は、3点あります。

①絵的にセンスがよい
デフォルトの壁紙、アイコン、システムモニタを
見ているだけで気持ちが良いです。

②軽量
kona linuxの中でblackが最軽量です。
デスクトップにLXDEを採用しており
軽快な動作をします。

③非pae対応
これが一番の理由です。
linux beanもいいかな~と思ったのですが、
ベースがubuntuなのです。

ubuntuは、14.04からpae非対応だと動作しません。
ごめんなさい。「forcepae」を指定すれば使えます。
これに対して、debianは全バージョンで動作します。

bootメディアの選定

最終的にkona linux 4.0 black に決めましたが、
決まるまでには、20種類程度のlinuxの
ディストリビューションを試しました。

DVDを20枚も使いたくなかったので、
何か良い方法がないかググって見たところありました。

参考を元に作業を進めます。
古い低スペックパソコンですので、
DVDブート以外だとFDブートしかありません。

ですが『Plop Boot Manager』を使うことにより、
USBブートが可能になります。

手順としては、参考にも書いてあります。
①Plop Boot Manager をGET
公式サイトから「plpbt-5.0.15.zip」をダウンロード。
解凍すると、「plpbt.img」というファイルがありますので、
ディスクイメージとしてフロッピーディスクに焼きます。

参考の通り「Raw write for win」を使いましょう。

②linuxディストリビューションへUSBへ
 試したいlinuxディストリビューションを
 「ライブCDの部屋」などからダウンロードします。

 ダウンロードしたisoファイルをUSBに焼きます。
 私は、rufusというツールを使いました。
公式サイトからダウンロードして使います。

linuxのライブCDの起動

①用意したFDとUSBを挿し、FDブートします。
②フロッピーディスクから起動したら
 『宇宙な感じ』のブートメニューが表示されます。
③私の古いパソコンでは、設定の変更が必要です。
 上記のブートマネージャーのメニューから「SETUP」を
 選択し、Enterキーを押すと注意が表示されます。
注意! 変更は保存されません。!!!
なので、この作業は毎回必要となります。
そのまま Enterキーを押すと
SETUP画面が表示されます。
SETUP画面から「BOOTMANAGER」を選択し、
Enterキーを押すとBOOTMANAGER SETUP画面が表示されます。
BOOTMANAGER SETUP画面から「FORCE USB BOOT」を選択し、Enterキーを押すと「NO」から「MODE 1」に変更されます。
Escキーでplopブートマネージャーのメニューに戻る。
④USB起動
>
 plopブートマネージャーのメニューから
 USBを選択すれば、linuxのライブCDが起動されます。

無線lanが繋がらない対処

kona linux 4.0 blackを使っていますが、そのままインストールしただけでは、無線lanが繋がりませんでした。

※追記 2018.9.20
kona linux 4.0 blackは、インストールしただけで
無線lanが繋がります。

使っている無線lan子機は、BUFFALOのWLI-UC-GNMです。

試しに kona linux 3.0 black をインストール後、同じ無線lan子機をUSBに挿しただけで繋がりました。
じゃーこのまま kona linux 4.0 black に
アップグレードしてみたらいいのかな〜と。

やってみた手順を記載します。

①source.listの変更
kona linux 3.0(debian 8.0ベース)、kona linux 4.0(debian 9.0ベース)なので
/etc/apt/source.listの「jessie」の箇所を「stretch」に置き換えます。

②konalinux.listの変更
/etc/apt/source.list.d/konalinux.listの
「3.0」の箇所を「4.0」に置き換えます。

③updateを実施
rootでログインします。
下記コマンドを投入します。
$ apt-get update
話形式で訪ねられたら、すべて「Y」でリターン
1時間くらいかかった気がします。

④upgradeを実施
rootのまま下記コマンドを投入します。
$ apt-get upgrade
会話形式で訪ねられたら、すべて「Y」でリターン
1時間くらいかかった気がします。

⑤dist-upgradeを実施
rootのまま下記コマンドを投入します。
$ apt-get dist-upgrade
会話形式で訪ねられたら、すべて「Y」でリターン
1時間くらいかかった気がします。

⑥rebootを実施
めでたくアップグレードできました。
無線lanもOK。快適快適。

まとめ

古い低スペックパソコンをサクサク使うには、linuxOSが最適です。
なかでも軽量のkona linux 4.0 blackを推奨します。
本ブログもkona kinux 4.0 blackを使ってます。

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